2007年11月1日木曜日

ちょっと不調

ところで昨日今日と日付が1日ずれています。つまりこれは10月31日分の記事。
* 今日
  • ar 引き続き CD を聴く。少し発音練習。エジプトは古典/正則アラビア語では Misr だがエジプト方言では Masr だそうだ。むつかし……
  • de My Daily Phrase German. なにやったっけな(ぉぃ)。と11から20までの数。PodCast で確かめると "Kann ich mein Gepaeck hier lassen?" でした……
  • en PBS のビルマ情勢分析をもう一度きく。だいぶ聴き取れるようになった感じ。
  • en 語彙。desperate, dissolve, drain, elective, pullover, rinse, scar, shed.
  • zh ChinesePod, Ordering Food. xiang3 ~がしたい、 [麺] 、等一下 deng3yi1xia3 ちょっとまって。 梢等 shao1deng3 のほうがややフォーマルな表現とか。ほか吃 chi1fan4, 牛 niu2rou4, 鶏肉 ji1rou4, 猪肉 zhu1rou4 はぼたんではなく豚肉のこと。パンを面包というのですが、これは麺包であったか。そういえば森岡浩之の『星界の紋章』でパイ包みに「麺包」の字をあてていたなと思い出した。
* 雑感

きょうはやや不調。だれてきてるのかな。変則的だが、明日は休みにしたほうがいいかな。。

2007年10月31日水曜日

ドイツ語を再開しました

自宅に戻ってきたので、毎日のルーティンにドイツ語が復活しました。といってもポッドキャストの旅行会話レッスンで、1本が4分ほどの短いものです。聴けば意味が分かるのですが、とっさに出てくるほど身についていないので、自分としては n+1 の内容かな、と思ってます。

* 今日 
  • de(ドイツ語) "My Daily Phrase German" Lesson 2つ。Radio Lingua Network 製作。今日の表現は "Ich habe mich aus meinem Zimmer ausgesperrt", "Ich habe Halsschemrzen", "Wann muss ich auschecken?". ホテルでの会話シリーズのはずが二番目がやや浮いてるのは、これは案内役兼先生役のおねいさんが風邪を引いてのどを痛めていたため。どうぞお大事にってこれ3月の配信みたいなのだけど。なお、このポッドキャスト、解説部は英語である。英語のひとりエマージョンを試みてみたい方には手ごろな長さでもあり、おすすめである。私は iStore で偶然見つけた。
  • de Deutsche Welle の「ゆっくり話すニュース」昨日配信分を聴く。お題はドイツの対インド経済政策・朝鮮半島情勢など。寝る前に今度は Texte を見ながら聴こうとおもったら、iTunes のライブラリから削除されていて、自分のごみ箱にも iStore にも見当たりません。なんでだ。 
  • ar 引き続き『はじめてのアラビア語』から「お礼・お詫び・御願い・返事」の CD 部分を聞き流す。テキストを見ながら発音練習、にいったん移りかけたのだが、まだもうちょっと耳からのインプットをいれたほうがいいかなと思った。
  • zh ChinesePod から Newbie - Baby Talk: Eat up! タイトルからわかるように、子どもに話しかけるという設定。不要buyao が禁止表現として出てくる。ほかに別bie という補助動詞もあるようだが、Discussion での Jenny Zhu のコメントによると、
    • 不要は別よりも禁止の度合いが強い。
    • 「別」は口語的。「ニュース番組で聞きたいとは思わないような表現」
    だそうだ。
  • en 語彙増強。今日は desperate, dine, discharge, dishwater, midday, pasture, plow, woodland. 
* 雑感
  • 日常会話で使う言い回しって、意識的に取り組まないと案外覚えないと思います。ドイツにいたときゴミを出しにいき、ちょうどそこにいたたぶん同じアパート の住民の人に「ゴミをどこに捨てればいいんでしょう」ときいたら "Keine Ahnung" といわれたのですが、これが「見当がつかないよ」の意味だというのがそのときは分かりませんでした。なので何度も同じ問答を繰り返すことに。あとで辞書を 見てようやく意味が分かった。朝いそがしいときに引き止めてごめんなさい。>その方
  • 今日のドイツ語講座を聴きながら、Es tut mir leid がすぐにでてこなかった。やはり口語表現には弱い。
  • My Daily Phrase German は1日1レッスンを20週計100回に渡って練習するというもの、これ全部覚えれば確かにドイツ観光旅行の役には立ちそうです。すでに配信は完了していて全レッスンをダウンロードできます。ただし11月から新シリーズを始めるともあるので、これからはじめてドイツ語を覚えようという方は、新シリーズの配信を待ったほうがいいかも。解説部分は英語ですが、わりとゆっくりしたしゃべり方で発音がはっきりしているので(たぶん先生はドイツ人なのだと思います。微妙に訛りのある英語なので)、高卒くらいの英語力のある人なら苦労しないと思います。
  • My Daily Phrase German を製作している Radio Lingua では、他にフランス語やスペイン語、イタリア語などの Podcast lesson も配信しています。My Daily Phrase ... のシリーズは5分弱、Coffee Break ... のシリーズは15分程度のレッスンです。有料会員は PDF のレッスンシートがもらえます。英語圏ではわりと人気のある語学ポッドキャストサイトらしく、Facebook にも聴取者のグループができてました。英語とヨーロッパ諸語の両方を一度に学習したいという人は、一度試してみるとよいかもしれません。

2007年10月30日火曜日

退屈は敵だ

昨日のエントリに少し書きましたが、第二言語の学習にあたって、大きな障害となるもののひとつが退屈ではないかと思っています。言語だけでなく学習全般にあたって退屈は敵なんですが、学習の初期であればあるほど、単純な繰り返しが多くなる第二語学の習得では、退屈をどうやって避けるかというのは案外重要な問題ではないかと思ってます。

退屈は学習効率を下げるという指摘は、心理学の方面からもなされています。というより、人間の記憶は興味のあること・関心のあることを優先的に保持するので、学習段階ですでに退屈する=興味がもてないでいることは記憶されにくくなる可能性が高いのです。また未知のことについて人間は関心をもちますが(好奇心)、理解できないものについては興味を失いやすいという性質も持っています。自分に必要な情報をそうやってフィルタリングするのでしょう。そこで、学習効率を高めるには「どうやって好奇心を持続させるか」ということも考えておくとよいと思われます。

いま学習というのは、いま現在理解していないことがらを記憶・理解する行為であると考えると、そこには二つの側面があるように思います。まず「適度に新しいことをする」。いままでとまったく変わらないこと、まったく新しいものがないことを繰り返していても、当然新しいことは身につきませんし、また好奇心や興味も消えてしまう虞があります。人間には「知っているものをみると喜ぶ」という側面がありますが、それにも限度がある。

とはいえまったく新しいことばかりで既知の要素がなにもないものだと、理解が著しく困難になります理解に多大な労力を要するようなもの、あるいは理解できないことを習っても、身につかない(=記憶できない)し、好奇心も持続できません。さきに「適度に」といったのはそのためで、なのである程度は知っていることが学習素材に含まれているのが望ましい。。新しい知識を獲得することが学習の目的ですから、新しいことをするのは当然と思われますが、新しすぎるのはよくないのです。それで、適度に理解できること、「適度になじみのあることをする」のが二番目です。まとめると、なんとなくは推測できるが分からないことがちょっとある、説明を聞いたらそれがなんだか理解できるがないとつらい、このくらいに「適度に新しく」「適度になじみのある」ことをするのがいいんではないかと思ってます。新奇ならなんでもいいというものではなくて、理解できないものにも人は退屈する。

スティーブン・クラッシェンは、言語習得 (language acquisition)についての仮説をたて、そのなかで"n+1仮説"を提唱していますが、それといま述べたことは通じると私は考えています。n+1 仮説というのは、「学習済みのこと(n)から+1だけ高度な内容を学習者に与えることで、言語の習得が起きる」というものです。自発的で発見的な言語の習得が起きるためには、適切な範囲で少しだけ高度な内容に接するのが必要で、それ以外の環境では習得が起こらない。

また、サジェストペディアというブルガリアで開発された学習理論がありますが(語学にも応用されているのでご存知の方もいるかと思います。実践者は少ないのですが)、そこでは、かなり大量の学習素材を学習者に与えます。少なすぎるとかえって学習が阻害されるといいます。脳は適切に働くために、相当に高度な複雑さを必要にしているというのです。これも退屈が学習を阻害するという考え方の系譜にあるのじゃないかと思います。

では退屈を避けるためにはどうしたらいいのでしょう。ひとつには誰かと組で学習するのがよいと思われます。人とのコミュニケーションやインタラクションはつねに新しい何かを持ち込むのに役立ちます。ゲーム・クイズなども効果的です。でもこれって誰にでもできることではありませんよね。私もほとんどの語学は独学ですので、口で言うより大変なのは知っています。

私の場合は、既に触れたように独習が多いので、気分の切り替え方を工夫して退屈しないようにしています。
  1. 学習素材や練習法の切り替え。言語学習では繰り返しがある程度大事なのですが、飽きてくるまで繰りかえさないようにしています。完全に理解できている場合 は昨日のようにそこでやめてしまいますし、まだの場合でも違う学習素材や練習法に切り替えます。練習法を変えるというのはある程度有効ですが、それでも学 習素材を切り替えるほうが気分の切り替えには役立ちます。極端な場合は、他の言語やぜんぜん言語学習とは違う作業をはじめたりします。
  2. すこし休憩を取る。ドイツで語学学校に通ったことがあるのですが、そこの学校では90分の授業のあと10分ほどの休みが必ずありました。どこの学校でもか ならず休憩時間はありますよね。姿勢をかえたり飲み物を取ったりすることも、気分の切り替えに役立ちます。また私が取っていたクラスの先生はそれとは別に 10分くらいの休みをいれることがありました。だれてきたら思い切って休むのも大事ではないかと思います。
  3. 環境を変えてみる。語彙の増やし方で Garden method というのがあります。公園でみかけるものから連想法で語彙を増やしていくというものです。学習はかなりいろいろな場所ですることができます。マンネリ化し ているときには、思い切って場所をかえてみるのもよいと思います。また普段自分の部屋でしている学習をたまに喫茶店などでしてみるのも、環境の違いがよい 刺激になることがあります。
  4. 休む。たまには言語学習をしない日というのがあってもよいと思います。遊ばぬジャックは気が狂う。有機的で効率的な言語習得のためには、母語(私の場合は 日本語です)の運用能力を維持ないし向上させておくのが効果的です。やや遠回りに見えるかもしれませんが、中級以上の方は、目標言語の習得だけにこだわら ないほうがよいだろうと思います。そして母語の運用能力は日常生活を通しても付きますので、実は総体的な言語能力についていえば、特に意識的な訓練をして いないときでも、つねに維持・向上が行われているのです。一日くらい休んでも大丈夫。

ところでこれを書いているバックグラウンドで ChinesePod のダイアログを流しているのですが、意味がところどころ分からないのでそろそろつまらなくなってきました(あれ)。というわけでさっそくテキストをみて、意味を調べに行きます……

2007年10月29日月曜日

帰宅

* 復習
昨日が事実上お休み日だったこともあり、あんまり量はありませんでした。
  • zh ChinesePod の1週間前のレッスンと1ヶ月前のレッスンのダイアログをきく。少しオーバーラッピング。
  • ar 『はじめてのアラビア語』のCDから、あいさつと昨日聞いた自己紹介部分を聴く。すこしオーバーラッピング。

* 今日
今日は期せずして中国語が中心の日になりました。
  • zh
    • メイン I'm not Chinese.  哪里人(na3li5ren2)?韓国人(han2guo2ren2)。なお里は裡の簡体字らしい。
    • サブ Where are you from? いろいろな国名。ほぼ既習事項な ので、私にとっては復習的なレッスンになった。「○不○?」型の練習。好不好(hao3bu4hao3) Are you OK? など基本表現の復習ができたのはよかった。逆にタイトルの「どこからきましたか」がダイアログにないのは、ちょっとがっかり。「どこから?」と尋ねる文型の練習がしたかったのですが。
    • メイン2 ここまでがほとんど既習事項で退屈してしまったので、これはいけないと思い新着のレッスンを聴くことにしました。Pumpkin Food. 10月27日配信の季節ネタです。 chi1, 南瓜 nan2gua1, 汤[湯]tang1, 餅 bing3. PDF がないこともあり、レッスンを聴きながら漢字をまず書き取り、次に辞書を見ながら発音が分からない字の Pinyin を調べていきます。
  • ar 『はじめてのアラビア語』から、お礼・お詫び・御願い・返事の基本表現。今日はCDを聞き流すだけでした。都合27回再生。発音を確かめるため、ときどきテキストをみています。どうも自分は Daad を [bh] にききなしているようです。前途多難。
  • en Carpenters "Sing" を発音記号を振った歌詞カードを見ながら数回聴く。これは『英語耳』で勧めている Parrots' Law という練習法です。アラビア語や中国語の練習にも、この練習法を自己流にアレンジして使っています。
  • en 語彙。confine, contempt, cope, damp, milkman, pleasing, vigor, vine. いつものVisuWordsMerriam-Webster で。
* 雑感
Pumpkin Food のディクテーションをしていて気づいたのですが、~が好き xihuan の漢字を間違って覚えてました。喜欢[喜歓]が正しいのですが、つい喜悦と書いてしまいます。音が全然違うやんか>自分

食事に関係のあるダイアログは何度かありましたが、「吃」が出てきたのははじめてです。なんどもダイアローグをきいてたら、かぼちゃスープが食べたくなってきちゃいました。なので今日は急遽かぼちゃのポタージュです。中国風のかぼちゃスープってどういう感じなのかな。

台風一過

引き続き1日遅れ。この日は移動日、であり日曜日でもあるので復習を中心に。

* 復習
  • ar 『はじめてのアラビア語』のCDから、あいさつパートを繰り返しきく。"furSa saiida"(よろしくおねがいします)の S と s の違いはテキストを見るまで、しばらくわからなかった。
  • zh ChinesePod の昨日分(是誰?/嚇死~了)、1週間前分、とおもったら昨日数え間違ってたので同じスキット、と1月前に習った分(叫/什麼名字?)のダイアローグを聴く。
  • en 昨日・一昨日に調べた英単語のリストを見ながら語義を思い出す。16語。
  • en NHK「徹底トレーニング英会話」金曜日のモノローグ集、先週、先々週分の朗読・穴埋め・暗唱。これは新幹線の中で。
* 今日
  • ar 『はじめてのアラビア語』から自己紹介部分をCDできき、テキストを朗読。なるべく振り仮名をみないように。
  • ar 『はじめてのアラビア語』の会話練習部分(10課)を通してきいてみる。5回ほど。
  • en PBS. 今日はビルマ情勢についての有識者解説を聴く。USキャンペーン・フォー・ビルマの方と研究者の方に PBS の人がインタビュー。Burma はどちらかというと「ばーま」にきこえる。内容はビルマ情勢と制裁措置について。スクリプトをみずに2回、みながら1回聴く。計3回。本意ではないが、時間がなかったので回数を減らしている。分からない単語がいくつかあったが、時間がないので調べていない。分からない単語があるパラグラフに複数あり、こういうところはやはりスクリプトみながらでも意味を取るのが難しく感じる。

2007年10月28日日曜日

台風クラブ

日付は28日ですが、27日の記事。夕方に移動するつもりだったがちょうどそのころ関東を直撃、と予想がいうので移動日を翌日に変更。お出かけの予定でしたが、それも一切なしで。

*復習
  • zh ChinesePod きのうのぶんと一週間前の分、一月前の分。一週間前のは時刻に関するものと1~10の数詞、曜日(大陸では星期 xingqi という)、月の名前、2レッスン分。一月前の分はいちばんベーシックな挨拶編。計4レッスン分のダイアログ部をノートを見ながらそれぞれ数回聴く。
  • ar maa'salaamah. / 'illa'-liqaa'. q は[k]ではないことは音声を聞くとわかるのだが、自分で発音するのは難しい。なんか舌が軟口蓋に近づきたがっているのを感じる……自覚はないが、カ行にききなしているということか。
  • 『はじめてのアラビア語』のCDデータに、ちょうど今週やった挨拶句がほとんどあるので、それを何度も繰り返して聴く。
*今日
  • zh ChinesePod. 誰シリーズ第3弾は Startled friend. スキットは、寂しそうな場所で後ろから知り合いに驚かされた?女の子の話。嚇死○了(xia4si3...le)で「○を死ぬほど驚かす」の意。
  • en 語彙力強化。brim, burglar, carve, click, conceal, pad, startle, stitch. ABC順に必ずしもなってないのは、単語を調べていく過程で出てきた類義語・関連語あるいは語義説明で使われている単語を繰り上げて調べているため。
  • en NHKラジオ講座「徹底トレーニング英会話」。10月から微妙に構成が変わり、ディクテーションがなくなってリスニングのみになりました。
  • ar 『はじめてのアラビア語』のCDから自己紹介と家族についての短文の部分を繰り返し聴く。テキストは見ない。日本語・アラビア語の順で文章が収録されているので、意味が判るのがよい。CDの構成がそうなっているのも、この教科書にした理由のひとつではあります。